行くぜ、フランス調査ファイル

リヨンってどこにあるの?

*** 2003/03/31 現在の調査結果 ***



リヨンはパリからフランス版新幹線、TGV(ティージーヴイ)で約2時間ぐらい南東へ。
ローヌ・アルプ地方の最大都市です。
ローヌ・アルプ地方には前出のサンテティエンヌもあります。

リヨンが栄えた理由は二つ。
一つにパリと南フランスとの中継地点であること。
ソーヌ川とローヌ川という大きな川があることで、
昔は船を使って南のプロバンス(昔は独立した国だった。)と交易を行いました。

プロバンス地方最大の都市、マルセイユはあまりにも有名ですね。
古くはギリシャ時代から交易都市として栄え、
中世以降はアフリカやアジアなどからの物資もたくさん入りました。
それらをパリに送る輸送経路にあるリヨン。
大きな銀行と大きな紡績工場と印刷工場と市場。
中世以降のフランス商業の中心。
それがリヨンの役割でした。

リヨンの第二の特徴は豊富な食材にあります。
リヨンには豊かな農産物と山の幸とおいしいお水という自然の恵みもふんだんにあるのです。
蚕を育てて絹織物も盛んでした。
リヨンのすぐ北にはボジョレーワインの産地があります。
ボジョレー地方北部は高級ワインの産地、南部は新酒(ヌーボー)、あのボジョレーヌーボーの産地です。

ソーヌ川とローヌ川に囲まれたブレス地方は養鶏で有名。
スイス国境近くのレ・マン湖にはエヴィアン水でお馴染みのエヴィアン・レ・バンが。
アルプス山脈の麓はキノコの産地でもあります。
肥沃な土地と美しい水に養われたご馳走たち。
そのため世界有名なキュイジーヌ(高級レストラン)がいっぱいあるのも特徴です。
特に有名なのが5つ星の「ポール・ポキューズ」。
リヨンは美食の街でもあるのです。

豊かな土地には文化も生まれます。
リヨンはマリオネット(操り人形)の発祥の地です。
マリオネットは今でも街のシンボルで、最古の劇場もあります。

サン・ドニと同じく、ここも4年前のワールドカップの頃しか私は知りませんが、
街は歴史を感じさせる美しい建物でいっぱいです。
教会や博物館はもちろん、
あらゆる建物がかつて商業の中心だったことを物語るかのように重厚で美しいです。
そして街のシンボルは銀行の塔。
まるで印鑑のような円柱の塔。
煉瓦造りの新横浜プリンスホテルとも言えるかな?(笑)

また、遠い昔、ローマ帝国の占領下にあったこともあり、
ギリシャ劇場など、イタリアにあるような古代ローマ遺跡も見ることができます。
もちろん、フランスならではの優雅な建造物も豊富です。
リヨンで一番の繁華街はベルクール広場周辺。
パリの街を匂わす放射状になった石畳の道のあちこちには立派な彫刻と噴水が配されています。
また、道路のド真ん中にメリーゴーランドが回っていたりもします。(笑)
路地に入るとフランスならではのパッサージュ(アーケード街)があり、
小さくて可愛いお店がいっぱいありました。




では地図です。



やっぱりここからスタート!!(笑)
フランス国の中央からやや南東側にある「Lyon」リヨンを見つけてください。



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地図の中央がリヨン(LYON)。
北西にスイス、西にイタリア。
それぞれとの間にアルプス山脈が横たわっています。
近郊の街についての詳細は「サンテティエンヌってどこにあるの?」をご参照ください。m(_ _)m



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真ん中がリヨンの街。
空港が二つ見えますが、そのうちどちらか一つがリヨン・サトラス空港。
国際空港になっています。
(どっちかはっきりわからなくて申し訳ないが、たぶん左側。)

日本から直行での乗り入れ便はありません。
パリやその他のヨーロッパ主要都市で乗り換えてから入国します。



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空港からバスで30分ほど乗るとリヨン市内に入れます。
パリから国内線で来る場合は
パリのオルリー空港、または、シャルル・ド・ゴールのターミナル2空港から
飛行機でたったの1時間。



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黄色に赤い縁取りが高速道路、ピンク色が国道、黄色が県道です。
水色のラインは川でして、右から流れ込んでいるのがローヌ川。
(地図だと見えにくいですが、国道に沿って北から南に流れています。)
左から流れ込み、途中でローヌ川に合流しているのがソーヌ川。
つまり、リヨンは川の合流地点にある街なのです。



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