行くぜ、フランス調査ファイル

パリという街の概要

*** 2003/04/09 現在の調査結果 ***






この地図の中の環状線で囲まれた部分。
これが一般的によく知られたパリ。
その周りはイル・ド・フランスと呼ばれ、サン・ドニもその一部。
イル・ド・フランスはヴェルサイユ宮殿やフォンテーヌブローなど、
中世以降の貴族が集った宮廷や狩猟地として、パリの首飾りなどと呼ばれている地域。


パリ中心部はとても美しく整備された街で、
特にシャンゼリゼ大通りの並木道が圧巻。
ヴェルサイユ宮殿を手がけた天才庭師、ル・ノートルが整備。
街自体が大きな庭のようになっている。
また、パリの道は、交差した大きな二つの道から、
放射状にたくさんの道が始まっているのが特徴。
凱旋門から見ると、コンコルド広場、バスチーユ広場までがまっすぐに見渡せる。

街の景観を崩さないように見事に計算された街並みであり、
モンパルナスタワーぐらいしか高いビルは無いのだが、
歴史的建造物があまりにも豪華できらびやかなため、
近代的タワーが味気なく霞んで見えるという印象。
そんな中でもポンピドューセンターやラ・デファンスなどは近代建築代表として頑張っているだろうか。
近代と中世とをうまく融合したフランス人の美意識が街全体にビシビシ感じられる街。
特にルーブル美術館の入り口にある三角のガラスドーム。
フランス人の美的センスに思わず唸る。

なお、余談ではあるが、4年前に行った時に
建築物的におもしろかったのは「アラブ世界研究所」。
カルチェ・ラタンの学生街にあるのだが、
建物の壁一面が窓でできていて、
それが太陽光線の加減によって自動的に開いたり閉じたりする。
それによって、壁がさまざまな幾何学模様を作り出す。
これはかなりおもしろかった。
建物の内側から見ると、カメラのシャッターのようにも見え、
カシャ、カシャと音を立てて万華鏡のように閉まったり開いたりしていく。
建物内の吹き抜けにあるエレベーターも凄かった。
屋上にはアラブ料理レストランがあり、ここなら並ぶことなくパリの街を一望できる。
(しかも何も食べなければタダ。(笑))
ここはトイレがまた、広くてスゴイ。
かなり無駄なスペース。(笑)
アラブのお金持ちになった気分になれる。
主要な名所からはちょっと離れているが、なかなかの穴場なので、
時間があれば寄っていただきたい。




パリは下の地図のように20区に分かれており、それぞれが特徴ある街並みを示しています。
アダッチーの主観込みですが、
パリで実際に体験したこととガイドBOOKで読んだことを交えて
パリの街の概要を表にまとめてみました。
ちょっと長くて読むのも大変だと思うけど、よかったら参考にしてください。
(*^_^*)
★ 地図の番号をクリックするとそに地域の説明にジャンプします。 ★






パリの20区域
1区 パリの中心部。セーヌ川沿いにあるのが世界3大美術館の一つに数え上げられるルーブル美術館。その前方に広がるチュイルリー公園はルーブル美術館の前身、ルーブル宮の庭園だったもので、ルイ14世の宮廷庭師にして、ヴェルサイユ宮殿の庭師、ル・ノートルの傑作。第8区にあるコンコルド広場へと続いていく。
パレ・ロワイヤルはヴェルサイユができる前まで王宮のあった場所。今はショッピングセンターだ。ヴァンドーム広場にはロシアに勝利したナポレオンが持ち帰った大砲で製造した塔がある。何かと有名な豪華な建造物が多い地区だが、一方で最先端のおしゃれスポットもある。
レ・アルという駅があるが、それは「中央市場」という意味。今は市場の代わりにフォーラム・デ・アルというショッピングセンターが建っており、これがまたなかなかモダンな造り。3区のポンピドゥーセンターとセットで見ごたえアリ。
2区 歴史的建造物の多い1区と賑やかな9区に挟まれた2区。証券取引所や国立図書館、フランス銀行などのビジネス街になっている。
その一方、1区との境、パレ・ロワイヤルと巨大なフランス銀行の近くにあるヴィクトワール広場付近はゴルチエ通りとも呼ばれる最前線モード街。日本のコム・デ・ギャルソン、ヨージ・ヤマモトなどもある。
3区 庶民の町、レピュブリック広場付近と、前衛的なポンピドゥーセンターのあるランビュトー駅に挟まれた地区。ここはマレ地区という中世の雰囲気を残した街並み。昔ながらの雰囲気のカフェやレストラン、おしゃれな雑貨屋が並ぶ。
ここで目を引くのはピカソ美術館。ピカソ死去の際、遺族が相続税代わりに市に収めた作品はピカソ作品の1/3以上に及ぶ。
4区 セーヌ川の中洲に浮かぶシテ島の地区と、その北側の地域。ここはなんと言ってもノートル・ダム寺院。「ノートルダムの背虫男」という映画の印象通り、なんとも暗くて怪しいムードのする寺院だ。夜は絶対幽霊が出そう。(笑)
その向かいにあるのはコンシェルジュリー。青い屋根の美しい外観とは裏腹に、かつて「ギロチンに一番近い場所」と言われた留置場。フランス革命で処刑された王妃マリーアントワネットが最後の2ヶ月を過ごした場所でもある。
岸と島を結ぶのはパリ最古の橋、ポン・ヌフ。意味は「新しい橋」。でも400年も経っていてパリで一番古い。(笑)ここもよく映画の舞台になっている。
岸の方にはパリ市庁舎や裁判所などがセーヌ川に沿って並んでいる。
2区のレ・アルと並んで建つポンピドゥーセンターはモダンを越えて超前衛的建物。その展示物も常に流行のその先を目指している。
5区 カルチェ・ラタンと呼ばれる場所。ここにはパリ大学、通称ソルボンヌ大学がある。フランス最高水準の世界に誇るる名門校だ。13箇所に分かれた巨大キャンパスは構内なら部外者も出入り自由。大講堂や礼拝堂を見るにはは事務局の許可が必要。
この地区には他にもたくさんの学校がひしめき建つ。大きな植物園もあり、外壁が全面窓のアラブ世界研究所はパリ大学第6、第7キャンパスの横。
その向かい側のセーヌ川沿いにはミシュランの三ツ星を60年間取り続けたラ・トゥール・ダルジャンがある。世界中の著名人や王宮関係者を今ももてなす最高級レストランだ。
6区 リュクサンブール公園を中心としたサン・ジェルマンと呼ばれる場所。ここにもパリ大学は点在している。
サン・ジェルマン・デ・プレでは是非、オープンカフェを楽しもう。
サン・ジェルマン大通りに沿ったオデオンには映画館や劇場が多い。おしゃれなブティック、可愛いパッサージュ、市民の食事をまかなうマルシェなど、多くの店舗が賑やかに並ぶ。
オルセー美術館はセーヌ川沿い。ルーブル美術館とは対岸に位置する。
7区 アンヴァリッドと呼ばれる地域。フランスの軍事的要所がある。そのアンヴァリッドはナポレオンが建てた巨大な廃兵院。今は軍事資料館だ。黄金の輝くドームがセーヌ川のこれまた光り輝くアレクサンドル3世橋から拝める。豪華なアンヴァレッドに並んでちょこんとあるのがロダン美術館。外からでも入り口にある「考える人」が見れる。
アンヴァリッドの南西には陸軍士官学校。そこからエッフェル塔まではまっすぐにシャン・ドゥ・マルス公園があり、パリ万博などイベントによく使われる。
8区 ここはもう言わずと知れたパリの顔、シャンゼリゼ大通りのある地域。
凱旋門の建つシャルル・ド・ゴール広場(別名エトワール広場・・・エトワールは星という意味)からコンコルド広場までまっすぐに伸びた超ロングな並木道だ。その両サイドに軒を連ねる洋品店や飲食店をたずねるのがパリのショッピングの王道。ウィンドウの装飾や看板も見ているだけで楽しい。
何よりも目を引くのが「ルイ・ヴィトン」。しかし、本店はちょっと路地を入ったところに。店の外壁自体があのモノグラム柄になっているそうだ。
最近ではシャンゼリゼからちょっと脇道に入った辺りがオススメ。
特に、フランクリン・デ・ルーズヴェルト駅からアルマ・マルソー駅に続くモンテーニュ通り。ブランド好きが泣いて喜ぶ高級店がまるで商店街のように並ぶ。
また、コンコルド広場に行く途中のアール・ヌーボー建築の代表、グラン・パレが夜になると美しいライトアップを見せる。
大統領官邸であるエリゼ宮もあり、そこからマドレーヌ教会付近までがこれまた有名ブランドショップのひしめくフォブール・サントノレ通り。
コンコルド広場は古代エジプトの象形文字が刻まれた白亜のオベリスクがシンボル。かつてルイ16世やマリー・アントワネットがここで処刑された。ここからの眺めはすばらしく、エッフェル塔、凱旋門、ノートル・ダム寺院と、すべてが一望に見渡せる。時間が無い時はとりあえずコンコルド広場に来れば、大抵の名所は観ることができる。
大事なところをもう一つ加えれば、8区には日本大使館があること。モンソー公園の南西。
いろいろ詰まった8区の北側にはフランス北部への玄関口、サン・ラザール駅もある。ヨシカツのいるポーツマスへはここから電車に乗ってフェリーに乗り換える。
9区 ここはオペラ座などの劇場と、ギャルリー・ラファイエットを代表とする大型店舗が建ち並ぶ世界。日本の松坂屋や高島屋もここにある。
オペラ座は公演やリハーサルが無い時には客席や舞台の見学がOK。そのオペラ座を中心として放射状に出た道なら、どこに行ってもショッピングモール。デパートでは食料品売り場へも是非!!
パッサージュならグレヴァン博物館(ろう人形館)と第9区役所の間を通るパッサージュ・デ・パノラマやパッサージュ・ジュフロワへ。パリの仲見世(浅草の仲見世も外国人に大人気だよね。)だと思って見るとなかなか楽しい。(笑)
10区 フランス各地やヨーロッパ各地と結ぶ鉄道の要所で北駅と東駅がある。北駅はロンドンとパリを結ぶユーロスターの発着駅。他にドイツ、ベルギー、オランダ、スイスへ。今回、日本代表合宿地と噂のシャンティイにもここから電車で行く。
東駅はフランスの東北地方、アルザス、シャンパーニュ地方、ドイツ、オーストリアへの電車が出る。
東駅の南西側にはサン・マルタン運河。川の両岸にマロニエの並木。石畳の道と鉄製の太鼓橋。パリの下町を感じながら散歩するのに最適。今もたくさんの船が行き来している。
また、10区にはクリスタル製品で有名なバカラ社の美術館がある。クリスタルのイヤリングやワイングラスの小物からシャンデリアまでも、その場で買うことが可能〜。(買えないけど。(^_^;))
なお、ここにはパリに5つある凱旋門の中でも最も古い、サン・ドニ門という凱旋門があるが、このサン・ドニと、試合会場のサン・ドニはまったく別モノなので気をつけましょう。試合会場のサン・ドニのことを知りたい人は「サン・ドニってどこにあるの?」を参照のこと。
11区 バスチーユ広場、ナシオン、レピュブリックで囲んだ地域。
フランス革命勃発の引き金になったバスチーユ牢獄だが、地下鉄の駅に石碑が残るのみで、現在は広場中央に革命の犠牲者を奉るために建立した七月革命記念柱塔が街のシンボル。塔の先端には金色の天使が輝く。さらにバスチーユ駅から11区方面は、今や、おしゃれ最新スポットに変貌。
夜な夜なパーティーで盛り上がり、若者の集まるクラブも多く不夜城と化している。
ナシオンは革命後、多くの人が処刑された場所。
レピュブリック広場はナポレオン死後の第二帝政時代に市民の暴動を食い止めるために作った大きな広場。
今は花が咲き乱れ、市民が集まる賑やかな街の印象だが、革命無くしてフランスは語れない。
12区 こちらはバスチーユの南側の地域。もっと庶民がオペラに親しめるようにというコンセプトで建てられたオペラ・バスチーユがあり、本家オペラ座よりも安値でオペラ鑑賞ができる。
西に広がるヴァンセンヌの森には動物園、植物園、ヴァンセンヌ城の他に遊園地まである。
また、今回のコンフェデレーションズカップでもっとも重要な要所であるパリとフランス南部地方を結ぶ駅、リヨン駅がここにある。
残り二つの会場、リヨンサンテティエンヌに電車で行くには、このパリのリヨン駅からTGVなどの電車に乗って行く。同じリヨンなので、間違えないように気を付けよう。
他にマルセイユ(仏)、ジュネーブ(スイス)、ローマ、ミラノ(イタリア)からの電車も入ってくる。
13区 リヨン駅とセーヌ川を挟んで対岸にあるのがオーステルリッツ駅だ。
オルリー空港に行く時に利用する。他にはバルセロナ、マドリード、リスボン、ボルドーなど。
ヴェルサイユに行くために、ここからRER《・・・高速郊外鉄道といい、メトロ(地下鉄)と国鉄(SNCF)が共同出資》を利用するのも一つの方法。
駅の周りは植物園と大きな病院とセーヌ川で、駅以外は特に何も無い寂しい地域なので、夜歩きは危険。
ちなみにゴブラン織りで有名なゴブランという町はこの地区。
イタリア広場を過ぎてさらに南のポルト・ドゥ・ディヴィリー辺りはチャイナ・タウンで中華が食べれる。普通にうまかったが量が多いので注文は慎重に。メニューにアイスコーヒーがあったのには感動した。フランスのカフェには無いメニュー。しかもおいしかったし・・・。(T_T)
14区 モンパルナスタワーのそびえるモンパルナス地域。モンパルナスタワーはパリにしては珍しく超近代的な60階建てビル。東京にもよくあるようなオフィスビルだ。その下はギャルリー・ラファイエット。こちらのラフェイエットはオペラ座にあるのと違い、現代建築様式。
モンパルナス駅からはボルドー、ナント、ブレスト(仏)、マドリードからの電車が出る。
電車だけでなくバスも多く、オルリー空港、シャルル・ド・ゴール空港に行くバスがそれぞれ出る。
駅の横にはパリで二番目に大きなモンパルナス墓地がある。ここには著名な文学者、芸術家の墓が多い。サルトル、ボーヴォワール、モーパッサン。女優のジーン・セバーグも眠る。
モンパルナス駅の南には「蚤の市」が開かれるヴァンヴがある。主に古美術、中古家具。
15区 フェリックス・フォールと呼ばれる地域。あまり情報が無い。どちらかというとオフィス街だった気がする・・・。(^_^;)
国際見本市の会場がある。
16区 パッシーと呼ばれる地域。エッフェル塔とセーヌ川を挟んで対岸のブーローニュの森も含む地域。高級住宅街でもある。
フランス万博のために建てられたシャイヨー宮の抱えるトロカデロ庭園が有名。噴水が誠に美しい。そこからセーヌ川を挟んでイエナ橋、同じくフランス万博で建てられたエッフェル塔、アンヴァリッドの陸軍士官学校まで一直線に見渡せる。
エッフェル塔には展望台があり、いつも観光客で大混雑。夜は夜でイルミネーションがパリの夜を演出。
地下鉄のパッシー駅からラ・ミュエット駅までのパッシー通りは高級住宅街の住人に合う実用的ながらシックでハイセンスな品揃えの店が建ち並ぶ。それは普段の食料品、日用雑貨からパーティ着に至るまで。東京だったら南青山、広尾辺りってカンジかな。
セーヌ川の中には「白鳥の小径」と呼ばれる人工中洲がある。セーヌ川にかかる橋から小径に降りて、川の真ん中を散歩できるのだ。小径の南先端には元祖自由の女神像がある。アメリカの自由の女神はこれを真似て作り、フランスがアメリカに贈ったもの。白鳥の小径は夜、散歩すると両岸に夜景が見れてステキらしい。一人じゃ寂しいし危ないので、カップルにオススメ。
そこから見えるエスカルゴのような建物はフランス放送会館。フランスW杯の時はメディアセンターがあった場所だ。
ブーローニュの森はナポレオン3世とオースマン男爵によって整備された誰にでも利用できる公園。
中には湖やバラ園、子供用遊園地などがあり、また、競馬場やフレンチ・オープンテニスが行われるスタジアムもある。
そしてなんと言ってもフランスW杯の試合会場にもなった「パルク・デ・プランス」。直訳するれば、「プリンス公園」(笑)。かつて日本代表が強化試合をしたパリ・サンジェルマンのホームスタジアムでもある。
17区 シャンゼリゼの凱旋門の北側の地域。凱旋門からのグラン・ダルメ大通りの先にはポルトマイヨ広場の横にコングレ宮に隣接してコンコルド・ラファイエットやメリディアン・パリなどの高級ホテルが建ち並ぶ。
なお、このグラン・ダルメ大通り沿いにあるブラジルレストランでアダッチーはフランスW杯のブラジル戦を観戦した。勝利した場合は道をサンバで練り歩けるおまけ付き。(笑)今回もブラジル戦があるが、実際に見に行けない人はここの大型スクリーンでブラジリアンと一緒に盛り上がるのもいいと思う。
18区 モンマルトルの丘が有名。地下鉄アンヴェール駅からまっすぐヴィレット広場に行くとケーブルカーでサクレ・クール寺院に登れる。寺院からのパリの眺めは最高らしい。(アダッチーは未体験)
寺院周辺では似顔絵書きが客引きしたり、美大で勉強中の画学生たちが真剣に筆を取っている。
特にテリトル広場には似顔絵書きが大勢いる。また、付近は芸術家ゆかりの店が多く、また、絵葉書なども豊富に売っている。近くにはダリ美術館もあり、芸術好きには堪らない地域だろう。
しかし、観光客を狙ったスリが多いので貴重品には注意。
また、物乞いや物売りも多いのであまり目を合わせないこと。きっぱり断ること。
モンマルトル墓地にもやはり有名人がたくさん眠っている。ハイネ、ドガ、スタンダール、トリュフォー。それぞれ墓石が凝っていて工夫がある。今でもファンが花をたむけに来る。暗いムードは無くわかりやすい地図も置かれているので観光気分で散策できる。(らしい・・・。)
そして寺院や墓とは対極にある、夜の社交場ムーラン・ルージュもなぜかこの地域にある。
しかも墓地のすぐそば。まあ、青山墓地も繁華街に近いし、同じようなもんかもね。(^_^;)
さらにモンマルトル墓地からはるか北上し、高速道路を越えた付近がパリ最大の蚤の市会場、クリニャンクール。アダッチーがフランスW杯メンバーの楢崎選手や城選手、伊藤テル選手、岡野選手、市川選手を目撃したのがここ!!
ここは町じゅうが蚤の市会場ってカンジで、毎週末が日本橋や岩本町、横山町などの問屋街の一般開放日ってカンジ。(東京の人しかわからんね。ごめん。)
私はペレの絵が書いてあるタペストリーを思わず衝動買いしてしまい、持って帰るのが超しんどかったです。(^_^;)皆さんも買い物の際は気をつけましょう〜。
19区 北駅、東駅の北側。この地区の目玉はビュット・ショーモン公園。採石場跡のショーモン(はげ山)を見事に変身させたのはナポレオン3世とオースマン男爵。サン・マルタン運河から水を引いた池や人口の鍾乳洞などがある。
そして最近できた街がラ・ヴェレット。パリの最新ハイテク技術を駆使した未来型都市だ。コンサート会場、映画館、スタジオ、科学博物館などがあるが、外から建物を見ているだけでも楽しくなりそうだ。
20区 ナシオン広場から西の地域。パリ最大の墓地、ペール・ラ・シェーズ墓地が有名。ショパン、オスカー・ワイルド、モジリアーニ、ジム・モリソンなどが眠る。
墓地の南東にはモントイユの蚤の市。どちらかというとガラクタ市だが、その分、掘り出し物が多い。




その他の気になる地域
ラ・デファンス 凱旋門のさらに北西。シャンゼリゼ通りを一直線に北上し、セーヌ川を渡ったところにあるのがラ・デファンス。パリを真横に横切る地下鉄1号線の終点にある。
パリの副都心として開発され、パリの街中ではおよそ見かけない高層ビル群が建ち並ぶ。
新凱旋門はフランス革命200年記念として建立。門のようだが、中はちゃんとビルになっており、カプセル型のエレベーターで屋上のガラス張り展望台に行ける。
サン・ドニ フランス最大のスタジアム、スタッド・ド・フランスのあるサン・ドニ。スタジアムから地下鉄で一駅先のサン・ドニ・バジリック駅まで行くと超歴史的建造物、サンドニ大聖堂がある。それまでのロマネスク様式を打ち破り初めてできたゴシック様式の建物だ。しかし、残念なことに正面扉にあったゴシック彫刻はフランス革命の際に破壊されてしまったという。
大聖堂(カテドラル)には歴代国王や王妃の像や墓がある。地下聖堂には処刑されたルイ16世とマリー・アントワネットの墓もある。
ヴェルサイユ パリから西へ約20km。オーステルリッツ駅からRERのC線でヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅まで37分、同じくアンヴァリッドからは25分。モンパルナス駅からはSNCFでヴェルサイユ・シャンティエ駅まで13分。しかしこれだと宮殿まで徒歩12分が必要。また、8区にあるサン・ラザール駅から行く方法もあり、リヴ・ドロワット駅下車で徒歩15分だ。
ヴェルサイユは広い。庭園から建物まで全部入れたら6〜7kmある。
太陽王ルイ14世が部下である財務長官フーケの造ったヴォー・ル・ヴィコント城をうらやみ、その建築家や技術職人たちを丸ごと奪い取って(フーケは幽閉されてしまう。)、先祖代々狩猟場だったヴェルサイユに作られせたのがこの宮殿。建築家にル・ヴォー、室内装飾家にル・ブラン、造園家は後にパリの街も整備する若き天才ル・ノートル。
着工から半世紀かかってようやく完成した。敷地面積815ha。工事はフランス史上最大規模。庭園の噴水や運河の水は今も同じ方法でセーヌ川からポンプで汲み出されており、その水道管には高度な溶接技術が使われている。ル・ノートルは何もない平面を左右対称の遠近法にて奥深く見せることの天才だったが、この配水技術は美的センスだけでなく、技術者としても優秀であったことの証。水の魔術師とも呼ばれている。
宮殿の中は見学コースになっているが、マリー・アントワネットの婚礼に使われたオペラの間はガイド付き見学ツアーでないと見れない。しかも値段が高い。(~_~;)しかし、収容観客数700人。木造なのに響く音響効果など、興味をそそる部分も多い。
庭園にはグラン・トリアノンやプチ・トリアノンという小さな離宮もあり、これらも見学できる。
注意すべきことは時間。1年を通して観光客が多く、見学チケット購入には並ぶこともあると聞いている。あまり人数が多いと入場規制もする。朝、早めに行くこと。できれば近くで1泊して見るのがオススメらしい。ホテルはピンキリでいろいろあり、全体的にパリよりも安い。





サッカー☆カムカム




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